舞台は、アメリカ・ミズーリ州の田舎町 | キャンプしたくなるような大自然のあるところです |
大通り沿いに設置された3枚の広告看板に目を止めたミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)は、「広告を出したい」と言ってこの看板を管理するエビング広告社を訪ねる。 | 交通量の少ない2車線の道路です |
1カ月の広告料は5000ドル。ミルドレッドは1年の契約を結ぶ。 | 1か月50万円? 高くないか? |
ミルドレッドが依頼した広告看板には、「レイプされて死んだ」、「犯人逮捕はまだ?」、「なぜ? ウィロビー署長」、というメッセージが書かれていた。 |
赤の背景にデカいゴシックの黒い文字 1枚目:RAPED WHILE DYING 2枚目:AND STIL NO ARRESTS? 3枚目:HOW COME, CHIEF WILLOUGHBY? |
実は7カ月ほど前、ミルドレッドの娘・アンジェラが何者かにレイプされ、焼き殺されていた。 | 事件当日、ミルドレッドは娘と喧嘩して、娘は歩いて外出してしまったのです |
しかし捜査は進展しておらず、犯人は捕まらないままだった。 | ほぼ迷宮入り状態 |
動いてくれない警察に腹を立てていたのだ。 | それで看板を利用して訴えることを思いついた なかなかいいアイデア |
ディクソン巡査(サム・ロックウェル)は巡回中にその看板を発見し、自宅で食事中だったウィロビー署長(ウディ・ハレルソン)に連絡した。 | 幸せそうな一家団欒 |
看板は話題となり、ニュースまで取材に駆けつける事態に発展した。 | ミルドレッドの狙いどおり |
「犯罪を放置している責任はウィロビー署長にある」とインタビューで答えるミルドレッドの姿がテレビで放送された。 | 署長、お気の毒に… |
怒りの感情を抑えられないディクソンは、警察署の向かいにあるエビング広告社に怒鳴り込み、看板を撤去するよう脅しをかけるが、広告社の従業員・レッドに突っぱねられてしまう。 | 法的には何も問題ないからね |
一方、ウィロビー署長はミルドレッドの自宅を訪ね、捜査が難航していることを丁寧に説明した。 | 署長、クレーム対応 |
さらに末期の膵臓ガンで余命が僅かであることを告白するが、ミルドレッドは同情するどころか「死んでからじゃ意味がない」と追い返した。 | 署長、同情します |
しかたなくウィロビー署長はディクソンを連れて再び事件現場へ向かう。 | 署長、管理職は辛いね |
ウィロビー署長に同情的な街の住民らはこの看板に困惑。 | そりゃ同情するよね |
ミルドレッドに対する風当たりは息子のロビーにまで及び、彼は学校内で孤立してしまう。 | イジメ、ダメ、ゼッタイ! |
ミルドレッドも、かかりつけの歯医者で雑な治療を施されそうになるが、その態度に激昂し、逆に治療用ドリルを歯科医の指に突き刺した。 | 歯垢をとる電動ドリルで…痛そう! |
ミルドレッドは警察署に連行されるが容疑を否認する。 | 雑な治療に対する正当防衛か? |
その途中、ウィロビー署長は取り調べの最中に吐血し、病院に搬送される。 | 署長が咳払いしたら血がミルドレッドの顔に飛散した |
ミルドレッドが帰宅すると、元夫のチャーリー(ジョン・ホークス)が広告看板のことで忠告しに来た。 | 元夫は若い彼女を連れてた…うらやましい |
「広告じゃ娘は生き返らない」とチャーリーに諭され、口論となる。 | ありがちな場面 |
アンジェラが殺される1週間前、彼女から「一緒に暮らしたい」と言われていたことをチャーリーが明かすと、ミルドレッドは激しく動揺する。 | 娘から嫌われていた? ショックだよね |
実はアンジェラが殺された当日、ミルドレッドは娘にひどい言葉をぶつけてしまい、深く後悔していたのだった。 | 辛いよね |
休日。ウィロビー署長は妻と娘2人と幸せな時間を過ごすが、その夜、頭に袋をかぶって銃で自殺する。 | この自殺スタイルは、ほかの映画でも見たことあった……思い出せない |
ウィロビー署長の妻は悲しみに暮れる中、彼が残した手紙をミルドレッドに届けに来た。 | 未亡人になった若い奥さん |
そこには、自分の死と広告看板は無関係であること、犯人逮捕を心から願っていること、そして広告看板の費用1カ月分を支払っておいたことが綴られていた。 | 署長のご冥福をお祈りします。合掌 |
捜査を進展させるのが目的だったのに、ウィロビー署長を自殺に追い込んでしまったことに心を痛めるミルドレッドだった。 | 「呵責の念」ということですね |
彼女への風当たりはさらに強まり、テレビのニュースでも自殺と広告看板とを関連づけるような報道が続いた。 | 当然、そうなりますよね |
怒りが収まらないディクソンは、ふたたびエビング広告社に怒鳴り込み、レッドに暴行を加えて2階の窓から突き落とした。 | やり過ぎ! 西部劇かよ! |
この行動によってディクソンは警察をクビになった。 | 当然、そうなりますよね |
その夜、ミルドレッドと息子のロビーが車で広告看板の前を通ると、3枚の看板が何者かに放火されていた。 | 偶然出くわすという不自然さ |
車に積んでいた消火器で必死に消火活動を行ったが広告看板は全焼してしまった。 | いわゆる「焼け石に水」という状態 |
ディクソンの仕業に違いない…そう思ったミルドレッドは復讐を計画する。 | 復讐より、まずは被害届だろ! |
深夜の警察署にディクソンを誘い出し、エビング広告社の窓から火炎瓶を投げつけた。 | ますます西部劇になっていく! |
その時、ディクソンは警察署内でひとり、ヘッドホンで音楽を聴きながら、ウィロビー署長が自分宛に遺した手紙を読んでいた。 | 火炎瓶が爆発しているんだから、いくらなんでも気が付くだろう! DC/PRGを爆音で聴いていたのか! |
その手紙には「お前には良い刑事になれる素質がある。刑事に必要なのは愛だ」と書かれていた。 | 生きているときに言えばよかったのに… |
その手紙に心を打たれて改心を誓うディクソンでしたが、気がつけば警察署は火の海になっていた。 | 気が付くのがオセーよ! |
ディクソンは咄嗟にアンジェラの事件ファイルだけ持って脱出。大やけどを負ったもののファイルは無事だった。 | そのファイルに手がかりがあるわけでもないでしょ |
そこへ消防車と救急車、パトカーがかけつけるが、現場の前で呆然とするミルドレッドをかばって、友人のジェームズが彼女のアリバイを証言した。 | かばわない方が彼女のためだったと思うけどね |
包帯で顔をぐるぐる巻きにされたディクソンが入院したのは、自分が暴行で大怪我を負わせたレッドと同じ病室だった。 | 病室くらい違うところにしろよ! |
ディクソンに気づき怒りにふるえるレッドだったが、ストローをさしてオレンジジュースを差し出しました。 | レッドは良い奴です |
退院後、ディクソンがバーでひとり飲んでいると、アンジェラの事件とよく似た犯行内容について仲間に自慢げに話す男が後ろの席にいた。 | レイプ常習者のようです。やっと真犯人が現れた? |
ディクソンはその男の車のナンバーを控えると、男のDNAを採取するためにわざと喧嘩を売った。 | 男の顔を思いっきりひっかいたのでした |
そして、爪に付着した男の皮膚を保管容器に入れて警察署へ届けた。 | なかなかやりますね 元警官 |
同じ頃、ミルドレッドは自分をかばってくれたジェームズと食事に来ていたが、元夫のチャーリーも偶然その店に来ていた。 | 元夫の若い彼女が「怒りは怒りを来たす」と言う |
そしてチャーリーは、看板に火をつけたのは自分であることを告白した。 | 元夫に裏切られたと思ったでしょう |
ディクソンのことを疑って、火炎瓶まで投げた自分を恥じるミルドレッドだった。 | 猛省しろ!! |
翌日、「アンジェラを殺した犯人が見つかったかもしれない」とミルドレッドに電話で知らせたディクソン。 | いよいよ真犯人が…… |
しかし、ディクソンが採取した男のDNAと犯行現場に残されていたDNAは一致しなかった。 | えっ?違うんかい!! 想定外の展開 |
レイプ事件当日、男は中東に派兵されていたため、彼はアンジェラ殺しの犯人ではなかった。 | 完璧なアリバイがあった!! |
ディクソンはそのことをミルドレッドに伝え、期待を持たせてしまったことを謝罪した。 | ぬか喜びさせてごめんね |
落胆する2人だったが、ミルドレッドは「久しぶりに希望がもてた。ありがとう」と感謝の言葉をディクソンに告げた。 | この辺りから同志のような感情が… |
アンジェラ殺しの犯人ではないものの、その男がレイプ殺人犯であることには違いはない。 | まぁね、そりゃそうだけど……真犯人じゃないんだけど…… |
そこで2人は、男が住むアイダホへと向かうことにした。 | え? どうして? 何でそうなるの? ミズーリからアイダホ? 北米大陸横断か! |
車中、「警察署を放火したのは私よ」とミルドレッドが告白すると、「知ってるよ。あんた以外にいないだろ」との返事。 | (笑) |
さらに、ディクソンが「その男を殺す?」と問いかけると、「道々決めればいいわ」と穏やかな表情で答え、ミルドレッドはアイダホへと車を走らせるのだった。 | な・な・何なんだ?このエンディングは? 真犯人はどうしたの? この後、エンドロールが始まって、「え?これで終わり?」 |
革命的なラストでした。 結局、真犯人は見つかりません。モヤモヤします。こんな終わり方じゃアカデミー賞はあげられません!(笑) |