昭和初期、大森あたりの花街。
前作「四畳半襖の裏張り」は大正中期が舞台でした
芸者置屋の息子・正太郎(中沢洋)は、家が狭いために、旦那が来た夜などは芸者たちと同じ部屋に寝かされた。正太郎は子供のくせにひどく早熟で、隣りに寝ている小ふく(芹明香)や小八重(吉野あい)たちと戯れる仕末。
うらやましい環境…(笑)
困った置屋の女将の花清(宮下順子)は、旦那である映画館主・小宮山(江角英明)に相談して、子供のいない映写技師夫婦・俊介(花上晃)と美也子(丘奈保美)に正太郎を預けた。
正太郎君は、何歳の設定なのか? 12,13? 身体が大きいので良くわかりません
ところが、正太郎はその夫婦の性生活にまで立ち入り、大人のセックスを子供がリードするようになってしまった。
置屋の小ふくや小八重にプロの技を仕込まれましたからね
そんなある日、小ふくが妊娠してしまったので大騒ぎとなった。 正太郎はまだ子供で精子が出るはずがないと一同思っていたのだが、一人前の男のように精子が出ていたのだ。
正太郎君は何歳からやっていたんだ!(笑)
小ふくは正太郎の子供を生む決心をして、小宮山の世話になることになった。
女将の花清は怒ります
翌年の春、突然、正太郎の生みの親だという芸者・染八(絵沢萠子)が訪ねて来た。 実は、関東大震災直前のころ、一人の旦那、横井(高橋明)をめぐって染八と花清が張り合っていたが、染八に子供ができたので、本妻に納まることになった。
 
捨てられた花清は、その腹いせに子供を盗んでしまった。その子供が正太郎で、その時、突然大震災が勃発し、以来生みの親と正太郎は離れ離れになってしまったのだった。
つまり、花清と正太郎君は血のつながりはないということですから……
一方、美也子も身ごもってしまった。どうやら父親は正太郎らしい。
子供のいなかった映写技師夫婦は「正太郎君の子供ならいいじゃないか」と受け入れます 寛大!!
数日後、正太郎が太鼓持ちにされると知った染八は、花清の元へ押しかけた。だが正太郎は染八の目の前で、花清に甘え、彼女の胸をひろげて押し倒した。
母親と息子ですが、血のつながりはないので……いいのか? 倫理的にどうかね?(笑)
染八はすっかり正太郎のことを諦めてしまった。やがて、正太郎は満州へ旅立って行った。太鼓持ちになるために……。
満州では太鼓持ちが不足していたので需要があったようです(笑)
 
この映画は、成人映画でしたので、濡れ場なるとスクリーンの一部分が黒塗りになることがあります 当時の検閲に抵触した部分と思われますが……大したことやっていないと思うのですが……今どきのR18映画を、当時の基準で検閲したらスクリーン全体が真っ黒に塗りつぶされることでしょう(笑)  まぁ、変わらないのは「憲法」だけかもね(笑)