先週土曜日、池袋・新文芸坐で「ライブ映像『梶芽衣子 Concert ar ReNY』(70分) 特別上映」を観てきました。
上映に先立ち芽衣子さんの舞台挨拶がありました。舞台挨拶というよりほとんど独演会か講演会のようでした。とにかくよくしゃべる(笑)観客からの質問にも臆することなく、ど真ん中の直球で答えていました。
以下、要約です。
  • 役者に専念しようと思って30年以上歌をやめていた。
  • 歌と役者の両立が難しくて一時ノイローゼになった。
  • その時「鬼平犯科帳」に巡り合い28年間続いた。
  • デビュー当時、日活の撮影所に大きなダビングルームがあった。見ているだけで楽しかった。
  • クロード・ルルーシュの「男と女」が大好きだった。
  • 今、世界で一番好きな監督はクリント・イーストウッドで、ウディ・アレンもすごいと思う。
  • 頭がボケないうちに「真実」という自伝を出させていただいた。
  • 今、熱中しているのが「歌」なんです。
  • 彼(鈴木信一郎)にあったのは43年前。彼は赤ちゃんだった。彼の父が私のプロデューサーだった。
  • 彼曰く「芽衣子さんのイメージは絶対ロックだ」
  • ロックでも何でもいいけれど、耳に詩が入ってこないような歌は無理と言った。
  • デビュー当時、日活という会社に、ほぼ強制的に歌わされた。
  • 「鬼平犯科帳」が終わって寂しさ、不安があったとき「歌」が元気の素になるかと思った。
  • 3月の新宿「ReNY」でのライブがすごく楽しかった。
  • 11月1日にも新宿「ReNY」でライブをやります。是非来てください。
  • 「梶芽衣子」はマキノ雅弘先生が名付け親。「桂」と「梶」どちらか好きな方を選べと言われて「梶」を選んだ。
  • 今回のアルバムのレコーディングは、2時間位で終わった。どの曲も1回か2回でOKになった。
 ライブ映像は今年3月、ライブハウス新宿ReNYで行われたものです。(新宿ReNYには行ったことはありません。老舗「RUIDO」系のハコらしいですね)
ライブは本当に素晴らしかった! これが30年振りで音楽を再開した人のステージでしょうか! 歳のことばかり言いたくないですが、しかも女性の年齢はね、でも、言いたい! ステージ上で熱唱している女性は御年71の梶芽衣子さんなのです。
43年振りでリリースしたオリジナルフルアルバム『追憶』(限定:自筆ミニサイン入り色紙付き)を買いました。これがまた凄い!!
  • 全10曲 捨て曲なし! 間違いなく名盤!
  • 歌詞とメロディーの親和感が半端ない
  • 日本語以外の言語が出てこない!
  • メロディーはどこか懐かしさのあるロック調で心地よい!
  • 歌詞がカッコいい。大人の歌詞だ(8曲は鈴木信一郎さんの作詞/作曲)
  • 歌詞が性別を感じさせない(男性が歌ってもいい)
  • 鈴木信一郎さんが「芽衣子さんのイメージはロック」と言ったのは正解!
  • カラオケがあったら唄いたくなる曲ばかりだ!
  • 故・原田芳雄さんが歌いそうな曲もあった。
 芽衣子さんの今後の活躍に期待します!! 歌も映画も!!