映画のあらすじ
テキトーなコメント
アメリカ南北戦争中のバージニア。そこにある女学院は戦争の被害を恐れてほとんどの人間が逃げ出し、学園長のマーサ・ファーンズワースと教師のエドウィーナ・ダブニー、そして、女生徒5人だけが一緒に生活していた。
マーサ:ニコール・キッドマン
エドウィーナ:キルスティン・ダンスト
ある日、生徒の一人エイミーが学園外の森へキノコ採りに出かけたとき、左足に傷を負った北軍兵士を見つけた。戦闘で負傷し、命からがら逃げてきたのだった。
助けを求められたエイミーは学園に連れ帰り、女性たちの手で傷の手当をした。
北軍兵士は敵兵です。
急な若い男性の登場に女性たちはそれぞれ、いろいろなリアクションを取るが総じて興味がない者はいなかった。
女の園に男一人
いろいろ妄想させます(笑)
傷の大きさから命が助かるかどうか、危ぶまれたが、ジョン・マクバニーと名乗る兵士は一命をとりとめた。
ジョン:コリン・ファレル
マーサはジョンの傷が治るまで学園にかくまうことにするのだった。
女性たちはジョンのことが気になって仕方がない。何かと用を探し出してはジョンのもとにやってくるのだった。
なかなかの男前なのでモテモテです。
そういった女性たちに対してジョンも紳士的な態度で接し、彼女たちの信頼を得ていった。
しかし、それは彼女たちの間に嫉妬を抱かせる行為でもあった。
すべての女性に分け隔てなく接するのは難しい。
そんな中、ジョンは教師のエドウィーナ・ダブニーに告白し、一緒にここを出ようと誘う。エドウィーナもジョンのことを憎く思っていなかった。

やがてジョンは起き上がって歩き回れるようにまで回復した。
庭の手入れができることから庭師としての仕事をこなすようになり、彼自身が学園に役に立つ存在だということをアピールするが、マーサはもう少し良くなったら学園から立ち去るようにジョンに告げるのだった。

ある日、マーサにフォーマルな夕食会を開いてジョンを招待することが提案され、すぐに実行に移された。
美しく着飾った彼女たちと美味しいごちそうにジョンは終始、ほほ笑みを浮かべていた。
喜び組に接待されているようなもの(笑)
食事の後に告げられた夜部屋を訪れるからというジョンの言葉に、エドウィーナは自分の部屋で身支度を整え、彼が現れるのを心待ちにしていた。

ところが物音がエドウィーナの向かいの部屋から聞こえてきた。最年長の学生アリシアの部屋の様子を見に行くとジョンがアリシアのベッドの上に寝ていたのだった。
なんてこった!
アリシア:エル・ファニング
この人はTBSアナの水野真裕美さんにちょっと似ている。
激しいショックを受けるエドウィーナになんとか弁解をしようとするジョンだったが、エドウィーナは聞く耳を持たず、近寄ろうとするジョンを押しのけた。二人がもみ合っていたのが階段の近くだったため、ジョンは階段を転げ落ちてしまうのだった。その衝撃で閉じていた傷口が開き大量出血してしまった。
洋館にある螺旋階段です。
騒ぎを聞いて飛び起きてきたマーサは、緊急手術で足の切断を行い、ジョンの命を救うのだった。
不思議なことに、何の手術道具もないのに片足切断手術ができますかね? 医師でもないのに?
しかし次の日、目を覚ましたジョンは片足がなくなっていることに逆上する。
命を救うためにはこうするしかなかったというマーサの説明にも耳を貸さず、足を失ってカタワになるくらいなら死んだほうがマシだ、と叫んで暴れまわるのだった。
自業自得
女の嫉妬心を甘く見た結果だ。
その後、かつての紳士的なジョンはおらず、はじめは心配して見舞いに来ていた女性達も全員が恐怖を抱くようになった。
傲慢で乱暴な「男」に変身
女性たちはどうやってジョンを学園から排除すればいいかを考えた。
そして、それはジョンがマーサの銃を盗み出し、彼女達を殺すと脅した時に、絶対に行動に移さないといけないものになったのだった。
皆で力を合わせて敵兵のジョンを殺しましょう、という約束です。
しかし、ただ一人エドウィーナだけはジョンのことを思い続け、傷を負わせて足を失わさせた責任からジョンのことを受け入れた。
はっきり言っちゃえば、エドウィーナの方から抱かれに行ったのです。
一人の女生徒が、ジョンの好物がキノコであることを思い出した。
そして、フォーマルな夕食会を再度行い、ジョンを誘い出して毒キノコを食べさせる計画を思いついた。
毒殺計画!!
計画は実行され、キノコが好物のジョンは見事に調理されたキノコを食べ食中毒であっけなく絶命した。

この計画を知らされていないエドウィーナはジョンの発作に驚くが、他が全く騒がないことに真相を察し、それでもジョンを心配して名前を呼び続けるのだった。
計画を知らされていないエドウィーナはキノコを食べなかった。
何故なら彼女はキノコが嫌いだから。
次の日、ジョンの遺体を袋に入れ門の外に放置した。
そしていつ来るかわからない軍隊の到着を待つ死体袋を、女性全員が柵の内側から見ているのだった。
「女性全員が柵の内側から見ているのだった」 このラストシーンの意味は? スッキリしないラストシーン。
映画の冒頭、 女の園に男一人、これからどんなミステリー、サスペンス、トリック、酒池肉林?が待ち受けているのか大いに期待させるものがありましたが、最後まで、ほとんど何もない映画でした。
一人の兵士が花園に入って蜂に刺されて死んだ程度の物語。期待外れでした、残念!
ソフィア・コッポラ監督は何を描きたかったのか?女性監督として。
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