映画のあらすじとテキトーなコメント
1962年、イライザ・エスポジート(サリー・ホーキンス)は、アメリカ・ボルチモアにある政府機関「オッカム航空宇宙研究センター」で清掃員として働いていた。
1962年 時代感覚としては、ビートルズがデビューした年ですが、アメリカ上陸前ですね。
イライザは幼少期に首に負った怪我が元で声を発することができず、手話をコミュニケーションの手段としていた。
怪我?じゃないでしょう!
虐待があったんじゃないですか?
音は聞こえるが発声できない症状です。
イライザは映画館の上階にあるアパートに住み、ミュージカル映画を観るのが何よりの楽しみだった。
そんな彼女の数少ない理解者は、隣人の画家ジャイルズ(リチャード・ジェンキンス)と同僚のゼルダ(オクタヴィア・スペンサー)だった。
オクタヴィア・スペンサーは映画「ドリーム」に出演
一度見たら忘れない豊満な黒人女性
ある日、研究センターに南米アマゾンで発見・捕獲された半魚人(ダグ・ジョーンズ)が運ばれてきた。
“アセット”と呼ばれるその半魚人は水中でも呼吸ができ、水陸両方で生きられるのだ。
アマゾンでは「神」と崇められていた。
体型がカッコいい半魚人です。
もう少しグロテスクでも良かったと思う。
イライザはプールの中に閉じ込められていたアセットに強い好奇心を抱き始めてた。
それからというもの、イライザは夜中にこっそりプールに忍び込んではレコードを聴かせたり、ゆで卵を与えたり、手話を教えたりするなどコミュニケーションを図っているうちに次第に愛着が湧き、やがて二人の間には人種の壁を超えた不思議な絆が芽生えた。
イライザはかなり好奇心旺盛な女性
普通の女子なら気持ち悪がるはずでは?
しかし、その一方で、研究所を仕切るリチャード・ストリックランド大佐(マイケル・シャノン)とその上司フランク・ホイト将軍(ニック・サーシー)は将来的な宇宙開発の技術進歩や軍事目的のためにアセットを研究材料にすることを計画していた。
マイケル・シャノンがいいです! 悪役として最適です!
トイレに入ってオシッコする前に手を洗う。
トイレでオシッコした後に手を洗わない。
セックスは正常位一本で行う。
子供のころから同じキャンディーをなめる。
権威や出世に固執する性格。
アセットの反抗で左手薬指と小指をもぎ取られ手術で縫合しますが、最終的に壊疽してしまいます。
偶然にもその計画を盗み聞きしてしまったイライザは、ゼルダやソ連出身の研究員ロバート・ホフステレル(マイケル・スタールバーグ)の手助けを借りてアセットを脱出させ、自宅アパートのバスタブで匿うことにした。
研究員ロバートはソ連のスパイです。
イライザが不在の間、ジャイルズがアセットの見張り役を買ってでたのだが、アセットはジャイルズの愛猫を食べてしまい、注意したジャイルズの腕を爪で引っ掻いて怪我をさせてしまった。
ねこまっしぐら! じゃなくて、ねこまるかじり!
しかし翌朝、ジャイルズの腕の傷はすっかり癒えているとともに、薄くなっていたジャイルズの頭髪がふさふさに生えていた。
な・な・なんと!
アセットには組織を蘇生させる能力があったのです!
神です!
やがてイライザはアセットと本格的に愛し合うようになっていたが、その一方でいつの日かアセットを元の世界に戻してあげなくてはならないとも考えるようになり、近くの運河からアセットを海に逃がす計画を立てた。
下腹部がパカッと開いて、中から性器が出てくるようです。
イライザの手話から判断しました(笑)
放水して部屋をプールのようにしてしまいます。
ホイト将軍からは36時間以内にアセットを見つけ出すよう命じられたストリックランド大佐は、実はソ連のスパイであるロバートを拷問したり、ゼルダの家に侵入して脅すなどしてアセットの居場所を吐かせようとしていた。
見つけ出さないと出世街道から外されるので必死で捜索
一方、日に日に身体が弱っていくアセットを案じるイライザらはジャイルズと共にアセットを海まで連れて行き、別れを告げようとしたその時、そこにストリックランド大佐が乗り込んできました。
ストリックランド大佐はジャイルズを殴ると、アセットとイライザに向けて発砲しました。
バッドエンドか!!!
しかし、アセットはすぐさま回復するとストリックランド大佐の喉を爪で切り裂いて殺害、瀕死のイライザを連れて海に飛び込んだ。
恐るべき蘇生能力!! 神業!!
銃弾の跡に手をふれただけで回復してしまいます。
アセットがイライザにキスをすると彼女は復活し、首の傷をエラに変えて水中でも呼吸できるようになっていた。
なんてこった!!
イライザは両生類になりましたとさ。
アセットとイライザは海の中で抱き合ったまま漂っていた。
これは完璧にハッピーエンドじゃないですか!!
究極のファンタジー・ロマンスですよ!!
さすがアカデミー最優秀作品賞!! 理屈抜きで面白かったです。
映画音楽も楽しめました。主題歌「You'll Never Know / ルネ・フレミング」をはじめ、グレン・ミラー・オーケストラの「 I Know Why」、アンディ・ウィリアムスの「夏の日の恋」、そして、サンバの女王カルメン・ミランダの「チカ・チカ・ブーン・チック」など、なかなか凝った選曲になっています。