【No.21】

2025年11月03日 いとうあさこ(芸人・ラジオパーソナリティ)





✖.com
【インタビュー・サマリー】 ※誤字・脱字はご容赦を

● 番組紹介といとうあさこの自己紹介

文化放送の武田砂鉄ラジオマガジン(※)のラジマガインタビューコーナーで、ゲストとしていとうあさこが登場した。
いとうあさこは昭和45年(1970年)生まれの55歳(※)で、武田砂鉄は昭和52年(1977年)生まれであるため、いとうあさこは戌年である。(※武田砂鉄さんの生年は1977年です。1977年は巳年(へびどし)です。)
干支の戌年について話が展開し、いとうは自分が犬っぽくない性格だと思っていたが、闘犬のような攻撃性があると指摘された。
いとうは直接的な攻撃性ではなく、嫌味ったらしい攻撃性や徐々に毒を盛るようなアプローチを持つタイプだと自己分析した。
ゴールデンラジオとの番組の狭間での大竹まことからの絡みについて触れ、大竹が窓ガラス越しにいろいろやってくれることに言及した。

● 文化放送との出会いとマッチへの想い

いとうあさこの文化放送との出会いは近藤真彦の「吉田照美のてるてるワイド」内のコーナー「マッチとデート」から始まり、四谷に文化放送があった時代から聞いていた。
小中高と四谷の学校に通学しており、当時はテレビもラジオも全て生放送だと思い込んでいたため、文化放送でマッチに会えると信じていた。
マッチに会うために「わかばのたい焼き」を食べながら文化放送の前をウロウロし、その結果すごく太ってしまったというエピソードを披露した。
マッチへの想いをポエムとして日記に書き、文化祭で「クマさん私を食べないで」という同人誌を30円で販売していた。
武道館のコンサートでは白い紙テープに大好きだという想いと、一瞬もっくんに浮気したお詫びを書いて住所と電話番号を記載して投げたというエピソードを語った。
現在は砂山圭大郎がマッチと一緒にラジオをやっていることに勝手にご縁を感じており、自分の仲間がマッチと仕事しているという順番で考えている。

● 音楽への情熱と青春時代

マッチのファンから尾崎豊にハマり、プチ家出までするという典型的な流れを経験したと振り返った。
当時の時代は音楽がパンパンの時代だったため、マッチ、サザン、ユーミン、尾崎など様々なアーティストのファンクラブに入っていた。
ブルーハーツを夜のヒットスタジオで見つけ、自分が初めて発見したような気持ちで初の武道館に行ったエピソードを語った。
ブルーハーツのコンサートでは女性客ばかりだった今までと違い、ほぼ全員男性で唸りやうねりがある会場に感動したと回想した。
音楽やアイドルから影響と幸せをいっぱいもらいながら中高時代を過ごしたことを強調した。

● ラジオのあさことゴールデンラジオでの活動

ラジオのあさこは2018年から土曜日朝7時から放送しているが、本人は2〜3年しかやっていない気持ちでいるという。
最近の放送ではお尻にカタカナの「ト」の字の傷痕がある話から入り、しこりを取った手術の傷痕について語った。
砂山圭大郎と二人で毎週20秒の番組宣伝音声を作っており、55歳と50歳がためらいなくゲラゲラ笑いながら収録している。
ゴールデンラジオは2009年からの出演で16年目になり、最初は光浦靖子の代打で岡山から生中継の日に呼ばれたのがきっかけだった。
経費削減のためピン芸人でマネージャーがいらずギャラが安い人として呼ばれ、その半年後にレポーターとして入れてもらった。
ゴールデンラジオでの経験が2010年過ぎからのテレビ出演につながったため、一生恩を忘れないという気持ちを持っている。

● 大竹まことの番組進行スタイル

大竹まことは月から金まで毎日放送しているが、日常の話の種を持ち帰ってくる能力が非常に高いと評価した。
オープニングで25分ほど話すが、スタジオに入ってくる時のメモにはコピー用紙の裏に赤マジックで「傘」としか書いていないことがある。
その「傘」という一言から25分間番組を進行していくため、同席者は大竹が始めたものに乗っかっていく責務があると感じている。
砂山圭大郎の携帯が唯一の情報源だが、電波やWi-Fiの相性が悪く、情報を調べるのに1分半ほどかかることがある。
水曜日はいとうあさこと田中が出演しており、おしゃべり通おばさんが二人いるため、大竹の話が育つ前に消してしまう可能性があると自覚している。

● 劇団活動と単独ライブへの情熱

いとうあさこは劇団を運営しており、自ら経理作業も行っているため、ゴールデンラジオの待機時間にパソコンで経理作業をすることがある。
40歳の誕生日から正式に「いとうあさこ」名義の単独ライブを始め、それ以前は「着せ替えボイン」のボインとして格付きで活動していた。
単独ライブは半年前からうっすら動き始め、3ヶ月前からガッツリ準備するが、途中で逃げ出したくなり怪我しないかなと思うこともある。
幕が上がってお客様が笑ってくれたり、理由はわからないがエンディングで泣いている人を見ると、アドレナリンがマックスになり来年もやるぞと思う。
一回やり逃げスタイルで一公演しかやらず、全てを一つの公演に集中させるため、幕が下がった後は本当に立ち上がれないほど疲弊する。
打ち上げのビールも飲めないほど疲れるが、自分の中でどこか芝居がかっており、ドラマチックな自分を俯瞰で見ている部分があることを認めた。

● 芝居がかった性格と過去のエピソード

いとうは昔から芝居がかっているところがあり、自分にし芝居をかけて、どこか俯瞰で自分を見ている性格だと分析した。
悲しいことがあると雨の中を歩いてみたり、中学生で自分のベッドをもらった時にドラマのようにベッドにつっぷして泣く演技をしていた。
ローマの休日を見ると、四ツ谷駅の階段で手すりをそっと持ちながらアン王女のように歩くなど、映画の影響を受けて行動していた。
マッチへのポエムなども後から振り返ると他人が書いたたわ言のように感じるため、テレビで出されても恥ずかしがらずにどうぞご覧くださいという態度を取れる。
番組の最後には、大竹まことゴールデンラジオに毎週水曜日出演中であることと、ラジオのあさこが毎週土曜日朝7時から放送中であることが改めて紹介された。