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【インタビュー・サマリー】 ※誤字・脱字はご容赦を ■ ゲスト紹介と背景 ゲストは 井上麻矢(劇団こまつ座 代表) 井上麻矢氏は作家・劇作家 井上ひさし の次女であり、公演や作品化を担う立場にある。 ■ 『木の上の軍隊』映画化の経緯 ▪︎井上ひさしの遺作級の作品で、2013年初演の舞台を基に映画化。 ▪︎終戦を知らず木の上で暮らし続けた二人の兵士を描く。 ▪︎麻矢氏は長年「作品化したい」という思いで沖縄に通い続けてきた。 ▪︎多数の協力者の参加や自身の行動力で舞台化・映画化を実現。 ■ 井上ひさしの創作姿勢 ▪︎調べ始めると数年かかるほど徹底的で、締め切りを守らないことで有名。 ▪︎理由は「深く練った作品は長く愛される」「安易な作品は飽きられる」。 ▪︎“悪魔が来る”と呼ぶほど、アイデアが降りてくるまで推敲を重ねた。 ▪︎常に調べものに没頭し、睡眠も短く、亡くなった時に「これで休める」と感じたと麻矢氏は語る。 ■ 井上ひさしの言葉・思想 ● 名言の完全版 ▪︎「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」に続く長文が存在。 ▪︎書斎に貼ってあり、自分の文章が基準に達しているかを確認する“チェックリスト”だった。 ● 仕事観・人生観 ▪︎「問題は問題として解決し、悩みにすり替えない」 → 麻矢氏が現在も指針としている教え。 ▪︎“社会性=身近な気遣い(傘や荷物が後ろに当たらないか)”という考え方。 ■ 家族として見た井上ひさし ▪︎父の仕事は常に創作に向いており、子供の事故でさえ「どう表現するか」が頭によぎったというエピソード。 ▪︎晩年にその点を謝罪されたが、職業的本能であり “父親失格ではない” と受け止めたと語る。 ■ 井上麻矢自身のキャリア経路 ▪︎演劇界とは距離を置き、スポーツ紙→ホテルマンを経て、2009年にこまつ座代表に。 ▪︎ホテルのホスピタリティ、広告のマネタイズ経験が現在の劇団運営に生きている。 ▪︎当初は演劇界の“熱さ”が苦手だったが、結果的に経験が集約されて現在の役割へ。 ■ 戯曲『泣き虫なまいき 石川啄木』について |
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