その他の話題 No.051 ~ No.060
【その他 No.051】
90年代プレイバック in 高円寺 Part 1
ワタシ、80年代から90年代に、吉祥寺に5年住み、東小金井に8年住み、合わせて13年間、JR中央線を利用して新宿・お茶の水方面に通勤しておりました。
しかし、ついぞ高円寺には下車したことがありません。まったく無縁の地であります。
高円寺といえば、ねじめ正一の小説「高円寺純情商店街」、阿波踊り、大道芸、そして、吉田拓郎の名曲「高円寺」を連想します。吉田拓郎もデビュー当時、高円寺の住人でした。
名曲「高円寺」は吉田拓郎の大傑作アルバム「元気です。」(1972年)のB面1曲目に収録されています。
「元気です。」には、「夏休み」「たどり着いたらいつも雨降り」「旅の宿」「祭りのあと」などの大ヒット曲が詰まっています。
久しぶりに聴いてみました。
① 夏休み ② たどり着いたらいつも雨降り ③ 高円寺 ④ 旅の宿 ⑤ 祭りのあと
【その他 No.052】
全4話で、第1話は面白かったが、第2話、第3話は冗長的というか、ダラダラしているというか、テンポが遅く、過去と現在を行き来する演出がウザイ感じだったので、最終話は録画したまま放置していた。
そして、漸く昨日、最終話を観る気になった。
いやーーー!面白かった!!(喜
オタクっぽいTVディレクター(太田信吾)が、何かやらかすとは想像していたが、まさかこんなことになるとは・・・・。
不快な終わり方ではない。むしろ、爽快感すら感じる。だまされて嬉しいみたいな・・・(笑
小松菜奈, 菊地凛子, 太田信吾, 永岡佑, 陰山泰, 真剣佑,
濱田龍臣, 谷花音, 田中泯, 夏帆, 浅野和之, オダギリジョー
[原作] 綿矢りさ
[監督] 犬童一心
[脚本] 高橋泉
[音楽] 上野耕路
[主題歌]「dIS de rEAm」Rinbjö
作詞・作曲・編曲・プロデュース
by N/K a.k.a. 菊地成孔
【その他 No.053】
90年代プレイバック in 高円寺 Part 2
伝説の自販機。
菊地さんがお気に入りのドリンクを買っていた自販機。
浅草キッドの二人が何本も買いながら江頭2:50さんの事を熱く語っていたという自販機。
店は汚いが美味しい店、「きたなトラン」に推される中華店「知味飯店」の脇にあります。
Googleのストリートビューで探しました。多分、これでしょう。
【その他 No.054】
ゲスト:OMSB(SIMI LAB)、Moe(Moe and ghosts)
ゴーストになったのかと心配していたが、久しぶりにMoeさんの元気そうな声が聞けて安心した(笑
番組後半の会話(今回の最重要ポイント)
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(菊地)Moeさんの新譜を聴きたいですね、とにかくね...
バンドでやりたいですね...
ぼく やりますよ プロデュース
Moeさんはリリック書いて...
(Moe) ジャケットで脱がされないですよね、ははははは・・・
(OMSB)ぢゃははははは・・・
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これは小田朋美のアルバム「シャーマン狩り」のことを言っている。
素晴らしいジャケットだと思う。
【写真】本多晃子 【デザイン】矢島秀治 【ヘアスタイル】池田永一
Moeさんの警戒心もわかるが・・・菊地さんが撮影しているわけじゃないから・・・(笑
ちなみに、けもののアルバム「ル・ケモノ・アントクシーク」のジャケット写真は菊地さんが撮影している。
いづれにしても、Moeさんの新譜がN/Kのプロデュースで実現することを願っている。
写真上: 小田朋美/シャーマン狩り
写真下: けもの/ル・ケモノ・アントクシーク LE KEMONO INTOXIQUE
【その他 No.055】
素晴らしい放送でした!!!!
マイルス・デイヴィスとオーネット・コールマン、犬猿の仲だった二人の天才の音楽を解説。
名著「M/D - マイルス・デューイ・デイヴィス?世研究」に二人のことが詳しく書かれていますが、活字では表現できない二人の音楽的な類似性を実践で示した「♪M6 MIX(Pinocchio×Chronolog)/Miles Davis×Ornette Coleman」は圧倒的でした!!!! 驚きました。
ワタシは、オーネットの音楽の「面白さ」「楽しみ方」がわからない人間です。
いつ終わるのか、どこで盛り上がればいいのか、オーネット自身が楽しんでいるのか、嫌っているわけではありませんが、つかみどころがわかりません。
一度だけオーネットの生演奏を聴いたことがあります。
1986年のライブ・アンダー・ザ・スカイにプライム・タイム・バンドを率いて出演した時です。
前の方の席だったので、オーネットの顔の表情までよく見えましたが、少しも楽しそうではないのです(笑
サッと登場して、サッとやって、サッと帰った、という感じでした。
アルト・サックスの他に、ヴァイオリンとトランペットを演奏していましたが、
「わっかんねーな、この人!!!!」と思いましたね(笑
ちなみに、ワタシは、マイルスの生演奏は4度聴いています。
1981年の西新宿での伝説の復活ライブ、1985年/1987年/1988年のライブ・アンダー・ザ・スカイです。
つまり、1986年はライブ・アンダー・ザ・スカイにオーネットが出演しましたから「俺、あいつが出るんだったら出ねー!!!!」とマイルスが言った、のかもね(笑
【その他 No.056】
いまごろ、天国でマイルスと再会しているだろうか。
公式なレコーディングやコンサートはなかったが、70年代後半、マイルスの復活に向けて何度もスタジオ・セッションで共演している。そのセッションの膨大な数の録音テープが残されているらしいが、すべて未公開だ。なんとか公開してもらいたい。
菊地雅章氏の名盤「ススト」の1曲目「サークル/ライン」は菊地成孔DCPRGがカヴァーしている。
まさに名曲・名演・名カヴァーだ。
ワタシが初めて菊地雅章氏の音楽を聴いたのは、尺八奏者・山本邦山氏の「銀界」と映画「ヘアピン・サーカス」(1972年)のOSTだったと思う。映画の内容はほとんど覚えていない。トヨタ2000GTが首都高を爆走するシーンが思い出される。明らかにアメリカン・ニュー・シネマの影響を受けた映画だった。映画の内容は覚えていないが、菊地雅章氏が担当したOSTが素晴らしいことは覚えている。これは忘れられない!!
LPレコードが残っていた。今夜はこれを聴いてプーさんの冥福を祈ろう。
このレコードは1972年のオリジナル盤ではなく1978年のリイシュー盤である。
A SHORT STORY FOR IMAGE:HAIRPIN CIRCUS
PHILIPS/Nippon Phonogram
Recorded 1972 at Mouri Studio and Victor Studio,Tokyo
菊地雅章(key), 峰厚介(ss), 日野元彦(ds),
菊地雅洋(org), 鈴木良雄(b), 中村よしゆき(ds)
Side A
1.CIRCUS(Theme from HAIRPIN CIRCUS)
2.FOR TRAVELERS
3.LUNA ECLIPSE?LAMENTATION
4.PIERROT'S SAMBA
Side B
1.YELLOW CARCAS IN THE BLUE
2.PROVINCIAL
3.SADNESS
4.CIRCUS?NO TRACE
【その他 No.057】
今年2月、山下洋輔さんの自叙伝「ドファララ門」刊行記念トークショーに菊地さんとともに出演し、元気な姿を見せていたが、すでにあの時は病魔に冒されていたのだろうか。。。驚きを禁じ得ない。
2年半前、夜電波「新春ジャズ放談」にゲスト出演した相倉さんを聴き直して故人の冥福を祈ろう。
【その他 No.058】
思い起こせば2015年7月15日 ほとんどの憲法学者が『違憲』と指摘した「安保法案」が衆院特別委員会で強行採決されたところから始まっている。時のベーア政権による集団的自衛権の拡大解釈、ねじれ解釈によって日本は軍事政権に変貌していった。自衛隊は平和維持軍と名を変え、18歳以上の男子は2年間の徴兵義務が課せられ、16歳以上の女子は2年間挺身隊へ入隊させられた。特に容姿端麗な女子については「おもてなし隊」に配属され平和維持軍の上級幹部や各国要人達への“お・も・て・な・し”の任務が課せられた。日本が軍事国家になるにはそれほど時間はかからなかった。当時の国民は“怒りの声”や“政策批判の声”をほとんどあげなかった。国民の大半、特に若者たちは携帯端末の中のSNSに“怒り”と“批判”を書き込んだが、それはベーア政権のガス抜き政策だった。「若い奴らにはスマホでも与えておけばよいのだよ・・・」と考えたのである。つまり、SNSのタイムラインに書き込まれた国家への“怒り”や“批判”は人差し指、中指、或いは親指を下にスライドさせることによって一瞬にして過去へ葬りさられたのだった。結果的に60年安保や70年安保のような民衆の爆発は起きなかった。民衆の怒りのエネルギーはSNSによって仮想空間へ雲散霧消してしまったのだ。
思い起こせば2015年7月15日 ワタシは、伝説のジャズ・ミュージシャン菊地成孔率いるdCprGのライブに行った。素晴らしいライブだった。演奏もさることながら会場の新宿BLAZEの音響の良さに感動した。新宿BLAZEは2回目だったが改築されたようだった。粒立ちの良いバランスのとれた音響だった。紅一点、小田朋美の可愛さに参った。その2年後に彼女はカタールの大富豪と結婚し引退した。もったいない。菊地成孔はその後も活躍を続けたが昨年末に謎の死を遂げている。先日発売された「レクイエムの名手20XX」の最後に「菊地成孔への追悼文」が掲載されている。
ちなみに、ワタシは10年前に死んでいる。
ライブの帰り、こんな妄想をしながら家路につきました(笑
dCprG 11月18日@新宿BLAZE 楽しみにしています!!
【その他 No.059】
ゲスト:OMSB(SIMI LAB)、Moe(Moe and ghosts)
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(菊地)さっきもちょっと話しましたけど、今年は…まあ…「ほとんどケンドリックで決まりじゃない?」っていう下馬評が、この夏にまで、まだこう…収まらずに…
(OMSB)はい
(菊地)確かに傑作
(Moe) うん
(菊地)ま、オレが一番最初に、「ジャズとヒップホップはくっつくに決まってる。」とか言ったら、「オマエ、バカじゃないの?」みたいに言われたのが3年ぐらい前ですけど(笑
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先日、CHABOさんがMCを務めるBSジャパンの「オン・ザ・ロック!」というトーク番組に渋谷陽一さんが出演した。(ヨルタモリの裏なので毎週録画している)
老舗ロック雑誌「ロッキング・オン」を創刊した日本のロック評論界の重鎮だ。70年代、FMラジオでDJをやっていたころ毎回欠かさず聞いていた。その渋谷さん、な・な・なんとケンドリック・ラマーの「To Pimp a Butterfly」を「俺の一枚」として選んだのである。渋谷さんが「俺の一枚」として選ぶならレッド・ツェッペリンやGFRを選ぶんっじゃないかと思っていたので、これは意外と言うより驚きだった。渋谷さんは、まだ立ち止まっていない!走っている!これには感激した!! そして、久しぶりに聞いた渋谷さんの声は若々しかった。
ちなみに、渋谷さんの誕生日は6月9日、まさにロックな人である(笑
【その他 No.060】
中三の息子は1年ほど前からギター教室に通っている。どんな先生に習っているのかほとんど関心はなかった。一応、ヤマハPMSの認定講師らしいので、それなりに信頼できる人物だろう、という認識しかなかった。名前すら知らなかったのだ(失敬
先日、先生(菅隆英氏)のライブがあるというので行ってみた。先生がリーダーのRyuei & The Bluesionというバンドである。なななんと、6年前にCD「Bluesion」を発表しているではないか!
ひとことで言えばブルース系フュージョンバンドである。70年代から80年代にかけてジャズ・フュージョン・シーンを牽引した代表的バンド「スタッフ」のコーネル・デュプリーやエリック・ゲイルに影響されていると思う。楽曲によってはストレイ・キャッツのギター、ブライアン・セッツァーを彷彿とさせる。お世辞抜きでいいサウンド、大好きなサウンドである。
ライブの後半、先生が師と仰ぐ、先日他界したブルースの巨人B・B・キングへ捧げた演奏は素晴らしかった!!
正直、息子にはもったいない先生だと思った。今回、息子は夏休みのキャンプに行ったため一緒に行けなかったが、10月にもライブをやるそうなので、その時は息子を連れて行こうと思う。
ちなみに、先日、クルマの中で、dCprGの新作「フランツ・カフカのサウスアメリカ」をかけていたが、同乗していた息子はまったく関心を示さず、ギター教室の課題曲「タイムマシーンにお願い」に変えられてしまった。息子にはまだdCprGは早いのか(笑