その他の話題 No.091 ~ No.100

【その他 No.091】

既報の通り、昨年12月の聴取率調査週間で「菊地成孔の粋な夜電波」がライバル(と、勝手に思い込んでいる)TokyoFMのジェット・ストリームを抜きNHKのラジオ深夜便と同率首位の偉業を達成しました!
あの、「仁」や「解夏」の名優・大沢たかおの冠番組に勝ったのです! って、大沢たかおがパーソナリティをやっているのはつい最近知ったばかりですが(笑・・・ジェット・ストリームのパーソナリティと云えば城達也でしょう、、、え?大沢たかおは五代目?なの・・・知らんかった。。。

 「近日出荷」というサイトで「2015年12月度首都圏ラジオ聴取率調査結果」について詳しく分析していました。夜電波については言及しておりませんが、参考までに。
(2016/02/01)
 

【その他 No.092】

 そもそもラジオの聴取率調査ってのはどんな調査方法なのかと思って調べたら「近日出荷」のサイトに記載されていました。1年程前の記事ですが変わっていないと思います。
それによると...
調査方法は、聴取率調査を委託されている「ビデオリサーチ」から無作為に選んだ3,000人の方に、郵送で調査票が送付され、ラジオを聞いた日と、番組名、時間帯(15分刻み)を記入し、調査票を返送して、集計するという方法です。3,000人を母集団として、ラジオを聞いている人の割合を15分刻みで算出して、平均したものが、各番組の聴取率になります。

 なるほどね...つまり、3人聞いていると回答したら0.1%、30人聞いていると回答したら1.0%ですね。しかし、しかしですよ。このSNS全盛時代に「調査票を郵送」するなんて方法で実態が把握できますかね。けっこうマメな人じゃないと回答しないですよね。まぁ「調査票を郵送」する方法はそのまま継続するとして、新たにツイッターやラインやFacebookのアカウントに向けて「あなたは夜電波を聴いていますか?」のアンケートを飛ばして回答を得る方法を加えたら信憑性が高まるんじゃないかしら。地域限定もできるし技術的には可能ですよね。
いずれにしても「無作為の人」が問題ですね。全員20代の女性だったら夜電波ピンチ!(笑)
あとね、聴取率は「(低予算内での)スペシャルの内容」に(あまり)左右されないのではないかしら。次のスペシャル・ウィークは「特別何もしないスペシャル」もアリかと。。。

ちなみに、我が家には一度も調査票が届いたことがないのでTBSラジオの聴取率アップに貢献できていません。残念!!
(2016/02/02)
 

【その他 No.093】

 次回の夜電波に昨年復帰したジャズ・ピアニスト大西順子さんがゲスト出演するそうです。2月の聴取率調査週間に当ててくるかと思いきや、いきなり来週ふらっと現れるそうです(笑 楽しみですね。
大西さんと云えば、2012年10月14日 第78回の放送にゲスト出演され「引退の弁」を語っておりました。まずは、それを聞き直してみましょう。

大西順子 [S4] 第78回 2012年10月14日
ゲスト:大西順子



 菊地さんが大西さんの演奏を初めて聴いて衝撃を受けた時のことを語っていました。わたしも微かに記憶に残っています。日本テレビの深夜に放送されていたと思います。Youtubeで観て記憶が蘇りました。確かに観ています。
  ALL JAPAN JAZZ AID '92 1992年9月5日 at 日本武道館
  向井滋春(tb), 福村博(tb), 大西順子(p), 小井政都志(b), 村上寛(ds)


 復帰後の大西さんの演奏は、昨年末、新宿ピットイン菊地成孔3DAYS、新宿ピットイン50周年記念・新宿ジャズフェスティバルの日野皓正グループで聴いています。
大西さんの電撃復帰に関しては、菊地さんと大西さんが新宿ピットインの昼の部で開催していたトークイベントが大きく影響しているのではないかと推測いたします。大西さんの「復帰の弁」と菊地さんがプロデュースした新作を楽しみにしております。
(2016/02/02)
 

【その他 No.094】

ちょっと気になっていること。
夜電波の公式サイト「第244回(2015年1月29日)のセットリスト」
番組40分頃のコントのBGMが「With Plenty Of Money And You / Hal Kemp and His Orchestra」と記載されておりアマゾンの画像は「Swing In The Films Of Woody Allen」が表示されています。

しかし、「Swing In The Films Of Woody Allen」の収録曲に「With Plenty Of Money And You」はなく、似たようなアルバム「Music From The Films Of Woody Allen」の収録曲に「With Plenty Of Money And You」がありました。

これは曲が違うのか?アルバムが違うのか?どっちだろう?

 

(2016/02/04)
 

【その他 No.095】

先日の日曜日。気まぐれでこのサイトを「夜電波クロニクル(仮)」にしてみました(笑
以前のデータを無料のテンプレートに移植しただけの簡単なものですが、見栄え的には少しはホームページらしくなった?かなと(笑

先週の「大西順子復活スペシャル」は良かったですね。
現在、菊地さんのプロデュースで復帰第一作の制作が進行していますけれど、それに先立ち、菊地さんが劇伴を担当したアニメ「機動戦士ガンダム サンダーボルト」でピアノを弾いています。まぁ、復帰直後の肩慣らしというか、バイト感覚というか、やっつけ仕事というか・・・(笑
しかし、その演奏が凄いです。大西さんのピアノが“黒い”のです。黒人音楽っぽいという意味じゃなくて、大西さんの弾き出すピアノの音自体が“黒い”のです。“重厚” “濃密” “荘厳”という言葉に置き換えてもいいですがジャズ的に“黒い”が一番しっくりきます。
復帰第一作の完成が待ち遠しいです。

アニメ「機動戦士ガンダム サンダーボルト」はストリーミング配信ですが、何としても劇場公開をお願いしたい。音響システムの優れた映画館で上映してほしいですね。あと、アニメで使用されなかった音源も含めたOST盤の発売も期待しています。


(2016/02/09)
 

【その他 No.096】

先週の「大西順子復活スペシャル」はガチのジャズ番組でした。
「(この番組は)ジャズ番組じゃないの?」(大西)「ジャズも含めた総合番組なんですけど(笑」(菊地)「絶対オファーが来るんで、ふたりでやりましょうジャズ番組」(菊地)・・・
菊地さんがTBSでもうひとつ冠番組を持つのは難しいと思われますので、大西順子さんの冠番組はいかがでしょうか。「大西順子の粋な夜電波」とか「大西順子の乙な夜電波」とか「大西順子の秘めた夜電波」とか・・・(「菊地成孔の粋な夜電波」からのスピンオフ番組として)青年から中高年のジャズファン(特にMっ気のある人)まで絶大な支持を受けること間違いありません(笑

さて、大西さんが紹介したジェリ・アレン。素晴らしいピアニストです。80年代から90年代にかけてよく聴いておりました。当時の女性ジャズ・ピアニストは、ジェリ・アレン、ジョアン・ブラッキーン、アミナ・クローディン・マイヤーズなどが活躍していましたが、ジェリ・アレンを一番好んで聴いていました。もちろん、番組でかかったアルバム「ナーチュラー」も持っています。ジェリ・アレンと云えばチャーリー・ヘイデン(b)、ポール・モチアン(ds)とのトリオが忘れられません。「In the Year of the Dragon」(JMT)、「Segments」(DIW)、「Etudes」(Soul Note)が思い出されます。
久しぶりにCD棚から引っ張り出して聴いてみようかな・・・


(2016/02/09)
 

【その他 No.097】

 前回の夜電波は予告もなく突然のキューバ音楽特集だった。
菊地さんは、昨年公開された音楽ドキュメンタリー映画「Cu-Bop」を絶賛していた。
「ブエナビスタ」以降のキューバを、ジャズというアザーサイドから捉えた音楽ドキュメンタリーの傑作。全音楽ファン必見の作品。-菊地成孔-

 ロードムービーの名手ヴィム・ヴェンダース監督の「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」(BVSC)はロック・サイド、ポップス・サイドから捉えた音楽ドキュメンタリー映画の傑作だが、「Cu-Bop」はジャズ・サイドから捉えた傑作だ。
BVSCは、ギタリスト、ライ・クーダーとキューバのレジェンド達との演奏を中心に、キューバの日常を描いていた。1999年ドイツ、アメリカ合衆国、フランス、キューバの作品だ。上映時間105分。2000年のアカデミー賞にノミネートされた。エリアデス・オチョーア、ルベーン・ゴンサーレス、マヌエル・ガルバン、カチャイート・ロペスなどに衝撃を受けた。
BVSCの全編がYoutubeにアップされていた。日本語字幕はないが十分楽しめる。思わず全編観てしまった。
改めて云うのも何だが、ヴィム・ヴェンダースは天才、そして、BVSCは素晴らしい!!
(2016/02/14)
 

【その他 No.098】

 前回の夜電波は菊地さんと深い関係にあるキューバ音楽の特集でしたが、そこに登場する人物、関係性がいささか複雑で繰り返し聞いてもなかなか頭の中で整理できません。テレビだとパネルが用意されて視覚的にわかり易くなるでしょう。。。

 て、ことで、菊地さんとキューバの関係を図にまとめてみました。いやーー実に面白かった!!

(2016/02/15)
 

【その他 No.099】

 間もなく満5年を迎える夜電波ですが、毎回オンエアされる楽曲は大量のアルバムから選曲されています。アマゾンに登録されているアルバムだけでも優に1000枚を越えています。
ザックリですが、今までに番組で取り上げられたアルバムを整理してみました。これからも適宜更新したいと思います。

(2016/02/23)
 

【その他 No.100】

次回の夜電波は、日本ジャズ評論界の重鎮、瀬川昌久さんがゲスト出演するようです。

瀬川昌久 この名前はアルバムのライナーノーツやレコードコレクターズ誌などの音楽雑誌で度々目にしていましたが、一番印象深いのは「チャーリー・パーカーの生演奏を聴いたことがある人」です。先に生まれた人の特権かもしれませんが羨望の人であります。ジョン・コルトレーンの生演奏を聴いたことがある人は何人も存命しているでしょう。1966年に来日していますからね。しかし、チャーリー・パーカーの生演奏を聴いて存命している人となると日本では瀬川さんしかいないのではないかと思います。御年91歳ですがお元気そうです。

 さて、昨年11月29日、横浜港に係留されている氷川丸の船内でジャズ・コンサートが開催されました。「戦後・日本のジャズは氷川丸から始まった」と題したコンサートです。終戦の1945年12月に氷川丸の船内で行われたジャズ・コンサートが戦後初のジャズ・コンサートだと言われていますが、それの再現コンサートです。なななんと70年振りの再現コンサートです。新宿ピットイン50周年で驚嘆いている場合じゃない(笑 この再現コンサートを懐かしく思える人は瀬川さんしかいないのでは(笑

 ちなみに、瀬川さんは戦時中に海軍主計課の少尉をやっており「ギャラは払えないが、食い物ならいくらでもある」という口説き文句でミュージシャンを集めたようです。いかにも終戦直後・焼跡・闇市を想起させるエピソードです。

 この再現コンサートがYoutubeにアップされていました。次回の夜電波の予習として観ておきましょう。


(2016/02/29)