すべての人の人生にサウンドトラックがある。ここはわたしのサウンドトラック。 Soundtrack of my life.

　2003年にオーストラリアのテレビ局が制作した音楽ドキュメンタリー。
ジョー・バザード氏は1920年代から30年代に製作されたＳＰ盤のコレクターだ。50年以上に渡ってアメリカ中を探し回る情熱と行動力は凄い！ 自宅の地下室に収められた25,000枚以上のブルース、ジャズ、カントリーといったＳＰ盤コレクションは圧巻だ！これこそ世界遺産に指定すべきだろう！
しかし、バザード氏は「ロックが音楽をダメにした」と断言する。この辺はまったく共感できなかった。「ロックも良いよね」という柔軟な思考があっても良いのでは、と思うのだが、そんな柔らかい？甘ったれた？考えじゃジョー・バザード氏のようにはなれないだろう。（まぁ、なれなくてもいいけど(笑)） ジョー・バザード氏は、ある特定のこと（この場合、20世紀初頭のＳＰ盤）に対して妄執に囚われることで喜びを感じている。......あーー、やだやだ！妄執に囚われたくない！ アタシはあらゆる年代の、あらゆる都市の、あらゆる民族の、あらゆるカッコいい音楽を聴いていきたい！

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　上映開始３０分前、k's cinemaのあるビルのエレベーターに乗った。ふと横を見るとピーター・バラカン氏がいた(笑) 上映会後のトークショーに出演するのである。トークショーの内容は、いつかどこかで聞いたお話ばかりで、特筆すべきネタはなかった。