AnaDigi No.031 ~ No.040

【AnaDigi No.031】

3 POINTS AND A MOUNTAIN - BRÖTZMANN,MENGELBERG,BENNINK

若き日のフリー・インプロヴィゼーションの巨匠達。ペーター・ブロッツマン(as,ts,cl)、ミシャ・メンゲルベルグ(p,voice)、ハン・ベニンク(ds,ts,cl,etc.) 1979年2月ベルリン録音。ブロッツマン37歳、メンゲルベルグ43歳、ベニンク36歳。
因みに、メンゲルベルグとベニンクは、エリック・ドルフィーの「ラスト・デイト」(1964年6月オランダ録音)で知られているが、この時、ベニンクはまだ21歳だったということだ。

and other album(Peter Brötzmann)
and other album(Han Bennink)
and other album(Misha Mengelberg)

3 POINTS AND A MOUNTAIN - BRÖTZMANN,MENGELBERG,BENNINK(SIDE 1)

3 POINTS AND A MOUNTAIN - BRÖTZMANN,MENGELBERG,BENNINK(SIDE 2)

(2018/12/1)
 

【AnaDigi No.032】

DIVERSE - LOL COXHILL

 テリー・サバラスのような風貌の英国のフリー・インプロヴァイザー、ロル・コックスヒル(1932-2012)の代表作「DIVERSE」。 A面は、ソプラノサックス・ソロ、B面は、ベース、チェロ、パーカッションを加えたカルテット。
コックスヒルの音楽は温かく、人情味と愛嬌とノスタルジアがある。「DIVERSE」はインプロ好き必聴の大名盤だ!

and other album

DIVERSE - LOL COXHILL(SIDE A)

DIVERSE - LOL COXHILL(SIDE B)

(2018/12/4)
 

【AnaDigi No.033】

INITIAL THRILL - KENIA

 ブラジル出身の女性シンガー、ケニアによる1986年ニューヨーク録音のデビューアルバム「INITIAL THRILL」。アルバムのタイトル曲「INITIAL THRILL」はスマッシュ・ヒットしたメロウな曲。同じブラジル出身のジャヴァンの「SINA」や、ジェームス・テイラーの「DON'T LET ME BE LONELY TONIGHT」をカヴァーしている。英語とポルトガル語で歌っている。懐かしい!

and other album

INITIAL THRILL - KENIA(SIDE 1)

INITIAL THRILL - KENIA(SIDE 2)

(2018/12/6)
 

【AnaDigi No.034】

KINGS OF MALI - CHICO FREEMAN

 チコ・フリーマン(1949/7/17)シカゴ生まれ。ノース・ウェスタン大学でムハル・リチャード・エイブラムスらに学び、トランペットからテナーに転向。1976年学生選抜バンドでノートルダムなどのジャズ祭に出演する。同年初リーダー・アルバムを発表し、セシル・マクビーらと共演。1978年自己のグループを率いクラブ出演やツアーを行う。1980年代前半はジャック・デジョネットのスペシャル・エディションに参加し、父親ボン・フリーマンと双頭グループを結成する。その後は、自己のバンドで活動しながらレスター・ボウイらとのリーダーズでも演奏している。
 本作「KING OF MALI」は1978年録音。インディア・ナヴィゲーションに遺された大名盤だ!

and other album

KINGS OF MALI - CHICO FREEMAN(SIDE 1)

KINGS OF MALI - CHICO FREEMAN(SIDE 2)

(2018/12/10)
 

【AnaDigi No.035】

THIS ONE'S FOR BLANTON! - DUKE ELLINGTON and RAY BROWN

「私の楽器はオーケストラだ」と発言した作編曲家、ビッグバンド・リーダーの巨匠デューク・エリントンとジャズ・ベースの名手レイ・ブラウンのデュオ。1972年 パブロ・レーベル ラスヴェガス録音。アルバム・タイトルの「BLANTON」とは、デューク・エリントン・オーケストラに在籍し、24歳の若さで亡くなった天才ベーシスト、ジミー・ブラントンのことである。 このアルバムの録音時、エリントン72歳、亡くなる2年前である。ピアニストとしてのエリントンの代表作として「Money Jungle」が有名だが、本作でもピアニスト・エリントンの凄味が堪能できる。

and other album(Duke Ellington)
and other album(Ray Brown)

THIS ONE'S FOR BLANTON!
DUKE ELLINGTON and RAY BROWN(SIDE 1)

THIS ONE'S FOR BLANTON!
DUKE ELLINGTON and RAY BROWN(SIDE 2)

(2018/12/12)
 

【AnaDigi No.036】

SYNCHRONICITY - THE POLICE

 「シンクロニシティー」(Synchronicity)は、ポリスの5作目となるスタジオ・アルバム(1983年)。このアルバムを最後に、ポリスはメンバーの不仲により活動を停止し、ベースとリード・ヴォーカルのスティングはソロ活動に移行した。ポリスは「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第70位となっている。本作中の「Every Breath You Take」(見つめていたい)はポリス最大のヒット曲であり、ソロ活動後もスティングはライブで必ず歌っている。
 因みに、1988年、スティングが来日した時、日本武道館に行った。ブランフォード・マルサリスらも一緒だった。

SYNCHRONICITY - THE POLICE(SIDE 1)

SYNCHRONICITY - THE POLICE(SIDE 2)

(2018/12/15)
 

【AnaDigi No.037】

APPOINTMENT IN MILANO - BOBBY WATSON

 ボビー・ワトソン(別名:ロバート・ワトソン)1953/8/23 米国カンサス州ローレンス生まれのサックス奏者。マイアミ大学で音楽理論と作曲で学士号を得る。1970年中頃よりニューヨークに渡り、アート・ブレイキーのジャズ・メッセンジャーズに参加、音楽監督も務める。本作「APPOINTMENT IN MILANO」は1985年イタリアのミラノで録音された。イタリアのオープン・フォーム・トリオ(ピエロ・バッシーニ(p)、アッテリオ・ザンチ(b)、ジャンピエロ・プリナ(ds))との共演作である。ボビー・ワトソンのテクニックは半端ない!

and other album

APPOINTMENT IN MILANO - BOBBY WATSON(SIDE 1)

APPOINTMENT IN MILANO - BOBBY WATSON(SIDE 2)

(2018/12/21)
 

【AnaDigi No.038】

TWO STEPS from the BLUES - BOBBY BLAND

 ボビー・ブランド (Bobby "Blue" Bland, 1930年1月27日 - 2013年6月23日) は、アメリカのブルース歌手。ゴスペルの影響を強く受けた深みのある歌声を聴かせる。ギターやピアノの弾き語り歌手が多いブルースの世界において、歌一本で1950年代初頭から晩年の2010年代まで活躍した。本作「TWO STEPS from the BLUES」がデビュー・アルバム(1961年、デューク・レーベル)である。彼はローリング・ストーン誌が選ぶ「歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第44位にランクインしている。

and other album

TWO STEPS from the BLUES - BOBBY BLAND(SIDE 1)

TWO STEPS from the BLUES - BOBBY BLAND(SIDE 2)

(2018/12/25)
 

【AnaDigi No.039】

流れを渡る - 浅川マキ

 『流れを渡る』は、1977年3月にリリースされた発表された浅川マキの5枚目のオリジナルアルバムである。アメリカの黒人文学者ラングストン・ヒューズの詩集『黒人街のシェイクスピア』に収録された『流れを渡る』と『罪人小唄』の日本語詩に曲をつけて歌っている。また、ロッド・ステュアートの『IF I'M ON THE LATE SIDE』に日本語詩をつけて歌っている。バックのメンバーは、坂本龍一(org)、内田勘太郎(acg)、吉田建(elg)、池田洋一郎(acg,elg)、白井幹夫(p)、つのだひろ(ds)、粉川忠範(tb)、萩原信義(acg,elg)。内田と萩原のアコギがいい。

and other album

流れを渡る - 浅川マキ(SIDE A)

流れを渡る - 浅川マキ(SIDE B)

(2019/1/2)
 

【AnaDigi No.040】

Satchmo At Symphony Hall Vol.1

 ルイ・アームストロング(Louis Armstrong, 1901年8月4日-1971年7月6日)は、アフリカ系アメリカ人のジャズミュージシャン。サッチモ (Satchmo) という愛称で親しまれた、20世紀を代表するジャズ・ミュージシャンである。
 本作『Satchmo At Symphony Hall Vol.1』は1947年に録音され、1951年に米Deccaから初リリースされた大名盤ライヴ・アルバムだ。ルイ・アームストロング(tp,vo)、ジャック・ティーガーデン(tb,vo)、バーニー・ビガード(cl)、ディック・キャリー(p)、アーヴェル・ショウ(b)、シドニー・カトレット(ds)、ヴェルマ・ミドルトン(vo)によるオールスター・バンドである。特に、サッチモとティーガーデンのコンビは最高! やる気なさそうなティーガーデンのヴォーカルに味がある(笑) 今ジャズには感じることが少なくなったジャズの圧倒的な「生命力」「活力」「喜び」に溢れている。温故知新。

and other album

Satchmo At Symphony Hall Vol.1(A)

Satchmo At Symphony Hall Vol.1(B)

(2019/1/10)