AnaDigi No.131 ~ No.140

【AnaDigi No.131】

影を慕いて - サム・テイラー

サム・テイラー(1916年7月12日 - 1990年10月5日)は1960年代から1980年代にかけて当時のヒット曲を取り上げて、日本でも人気を得ていたアメリカのテナー・サックス奏者である。サム・ザ・マン・テイラーと呼ばれる場合もある。「ハーレム・ノクターン」が大ヒットしている。
本作では、昭和歌謡の父、古賀政男の代表曲を演奏している。アメリカのコテコテ系黒人テナー・サックス奏者(ホンカー)が日本の歌謡曲を演奏してるという特異なアルバムだ。(1969年リリース)

and other album

影を慕いて (1)
サム・テイラー
影を慕いて (2)
サム・テイラー
(2019/6/28)
 

【AnaDigi No.132】

SIRIUS - COLEMAN HAWKINS

コールマン・ホーキンス(1904年11月21日 - 1969年5月19日)は、アメリカ合衆国ミズーリ州出身のジャズ・サックス奏者。スウィング・ジャズ世代のミュージシャンとしては珍しく、第二次世界大戦後はビバップの分野で活躍し、サックス奏者に限らず、多くの後進ミュージシャンに影響を与えた。
本作「シリウス」は、1966年12月20日 ニューヨークで録音されたが、ホーキンスの体調が芳しくなく満足な演奏には程遠いためお蔵入りしていた。リリースされたのはホーキンスの死後の1974年であった。

and other album

SIRIUS (1)
COLEMAN HAWKINS
SIRIUS (2)
COLEMAN HAWKINS
(2019/6/29)
 

【AnaDigi No.133】

CHERRY - STANLEY TURRRENTINE with MILT JACKSON

スタンリー・タレンタイン(1934年4月5日 - 2000年9月12日)はアメリカ合衆国のテナー・サクソフォン奏者。「ミスターT」や「ザ・シュガー・マン」の愛称でも知られる。
1970年代には、職業上の亀裂からシャーリー・スコットと離婚した後、フュージョンに転向し、ミルト・ジャクソンやボブ・ジェームス、リチャード・ティー、アイドリス・ムハマッド、ロン・カーター、エリック・ゲイルらと共演した。本作「チェリー」はヴィブラフォン奏者ミルト・ジャクソンとの共演盤である。(1972年5月録音)

and other album(Milt Jackson)
and other album(Stanley Turrentine)

CHERRY (1)
STANLEY TURRRENTINE with MILT JACKSON
CHERRY (2)
STANLEY TURRRENTINE with MILT JACKSON
(2019/6/30)
 

【AnaDigi No.134】

THE FIRST RECORDINGS - ALBERT AYLER

アルバート・アイラー(1936年7月13日 - 1970年11月25日)は、アメリカの前衛ジャズ・サックス奏者。
1960年代のフリー・ジャズにおける重要人物の一人である。評論家のジョン・リトワイラーはアイラーについて、「これまで決して存在しなかった。ジャズの歴史の中で、これほどまでに剥き出しの攻撃性というものがあっただろうか。」と評した。本作は、アルバム・タイトル通りアルバート・アイラーのデビュー・アルバムである。1962年10月25日 ストックホルム録音。

and other album

THE FIRST RECORDINGS (A)
ALBERT AYLER
THE FIRST RECORDINGS (B)
ALBERT AYLER
(2019/7/1)
 

【AnaDigi No.135】

THE JOY OF PARANOIA - LOL COXHILL

 ロル・コックスヒル(1932年9月19日 - 2012年7月9日)英国のミュージシャン。サックス奏者。英国を代表するフリー・インプロヴァイザーのひとりである。 俳優テリー・サバラス( 刑事コジャックなど )に似た風貌である。
 1960年代にロンドンで即興音楽の演奏家としてスタートし、その後、スティーブ・ミラー、ジョン・スティーブンスのグループなどに参加した。1980年代に入ってからは、スポンティニアス・ミュージック・アンサンブルでもレコーディングしている。パンク・ロックのグループと多数共演し、日本のパンク・バンド「突然段ボール」とも共演した。本作「ジョイ・オブ・パラノイア」は1978年、英国のOGUNレーベルよりリリースされた。

and other album

THE JOY OF PARANOIA (A)
LOL COXHILL
THE JOY OF PARANOIA (B)
LOL COXHILL
(2019/7/3)
 

【AnaDigi No.136】

THE FIREHOUSE FIVE STORY, VOL.2
THE FIREHOUSE FIVE plus TWO

 ファイアハウス・ファイブ・プラス・トゥー(FH5)は、アメリカのディキシーランド・ジャズ・バンドである。
メンバーは全員、ウォルト・ディズニー・スタジオに在籍する芸術家、漫画家、アニメーション製作者、音響効果技術者、助監督、プロデューサー等で、純粋な素人の音楽家から成るジャズ・バンドである。1949年に結成された。同年にレスター・ケーニッヒが創立したコンテンポラリー・レコードのレーベル「GOOD TIME JAZZ」より多数のアルバムをリリースしている。
本作はLP3枚組の「The Firehouse Five Plus Two Story」の中の2枚目である。

and other album

THE FIREHOUSE FIVE STORY, VOL.2 (3)
THE FIREHOUSE FIVE plus TWO
THE FIREHOUSE FIVE STORY, VOL.2 (4)
THE FIREHOUSE FIVE plus TWO
(2019/7/4)
 

【AnaDigi No.137】

LIBERATION MUSIC ORCHESTRA - CHARLIE HADEN

 チャーリー・ヘイデン(1937年8月6日 - 2014年7月11日)は、アメリカのジャズ・ベース奏者、作曲家、オーケストラ・リーダー。
1967年、カーラ・ブレイらとリベレーション・ミュージック・オーケストラを結成した。このオーケストラは、反戦や政治的なテーマをもって活動していた。
本作は、1970年4月に録音した同オーケストラの第1作である。ドン・チェリー、マイク・マントラー、ガトー・バルビエリ、デューイ・レッドマン、ラズウェル・ラッドなど革新派メンバーが中心である。スペイン市民戦争をテーマとした楽曲のアレンジはカーラ・ブレイが全面的に協力している。本作はポリティカル・ジャズの代表作のひとつである。

and other album

LIBERATION MUSIC ORCHESTRA (1)
CHARLIE HADEN
LIBERATION MUSIC ORCHESTRA (2)
CHARLIE HADEN
(2019/7/5)
 

【AnaDigi No.138】

I.C.P-TENTET IN BERLIN

ミシャ・メンゲルベルク(1935年6月5日 - 2017年3月3日)は、オランダのジャズ・ピアニストで作曲家。メンゲルベルクは、エリック・ドルフィーの最後のアルバム「ラスト・デイト」(1964年)に参加したことで知られている。同盤では、ドラマーのハン・ベニンクとも共演している。本作は、1967年に結成したInstant Composers Pool(I.C.P)のオーケストラからの選抜メンバー10名によるベルリンでのライブ盤である。(1977年4月録音)

and other album

I.C.P-TENTET IN BERLIN (1)

I.C.P-TENTET IN BERLIN (2)

(2019/7/6)
 

【AnaDigi No.139】

THERE COMES A TIME - GIL EVANS

ギル・エヴァンス(1912年5月13日 - 1988年3月20日)は、ユダヤ系カナダ人のジャズピアニスト・編曲者としてアメリカのジャズビッグバンド界に革命をもたらした一人である。マイルス・デイヴィスとの協作が多く「マイルスの知恵袋」とも呼ばれた。 本作「THERE COMES A TIME」(邦題「時の歩廊」)は、1975年に録音された。ジョージ・アダムス(ts)、ビリー・ハーパー(ts)、ハンニバル・マービン・ピーターソン(tp,vo)、ルー・ソロフ(tp)、川崎燎(g)らが参加している。

and other album

THERE COMES A TIME (A)
GIL EVANS AND HIS ORCHESTRA
THERE COMES A TIME (B)
GIL EVANS AND HIS ORCHESTRA
(2019/7/7)
 

【AnaDigi No.140】

SKETCHES OF SPAIN - MILES DAVIS

「スケッチ・オブ・スペイン」は、ジャズ・トランペット奏者のマイルス・デイヴィスが、編曲家ギル・エヴァンスと共同で制作し、1960年に発表したアルバム。スペイン音楽の要素を取り入れた内容となっている。マイルスは、友人からホアキン・ロドリーゴの「アランフェス協奏曲」を聴かされ、ギルと共にこの曲をレコーディングすることを思い立つ。ギルは第2楽章を元に、独自の編曲を施した。2曲目の「ウィル・オ・ザ・ウィスプ」は、マヌエル・デ・ファリャ作曲のバレエ音楽「恋は魔術師」の中の1曲「火祭りの踊り」を編曲したもの。
マイルスは、本作発売直後の記者会見で、「フラメンコは我々のブルースのスペイン版だ」と語っている。

and other album

SKETCHES OF SPAIN (1)
MILES DAVIS arranged and conducted by GIL EVANS
SKETCHES OF SPAIN (2)
MILES DAVIS arranged and conducted by GIL EVANS
(2019/7/8)