AnaDigi No.121 ~ No.130

【AnaDigi No.121】

TRIDENT - McCOY TYNER

マッコイ・タイナー・トリオ
 マッコイ・タイナー(p、1938年12月11日 -)
 ロン・カーター(b、1937年5月4日 -)
 エルヴィン・ジョーンズ(ds、1927年9月9日 - 2004年5月18日)

マイルストーン・レーベルからリリースされたピアノトリオの一枚。共演はベースがロン・カーター、ドラムが盟友エルヴィン・ジョーンズ。 タイナーのオリジナル曲の他に、ジョン・コルトーレーン、セロニアス・モンク、アントニオ・カルロス・ジョビンの曲を演奏している。タイナーは、ピアノの他にハープシコード(チェンバロ)やチェレスタも演奏している。(1975年2月 録音)

and other album

TRIDENT (1)
McCOY TYNER
TRIDENT (2)
McCOY TYNER
(2019/6/13)
 

【AnaDigi No.122】

SALAAM SALAAM - 本田竹広

本田竹広トリオ
本田竹広(p、1945年8月21日 - 2006年1月12日、a.k.a 本田竹彦,本田竹廣)
ジュニ・ブース(b、1948年2月12日 -)
エリック・グラヴァット(ds、1947年3月6日 -)

強靭さとしなやかさを併せ持つジャズ・ピアニストの本田竹広が、米国のリズム・セクションと組んだ渾身のトリオ・ミュージック。「平和」を意味するスワヒリ語「サラーム」のアルバム・タイトル曲など全オリジナル3曲。本作は本田竹広の代表作というだけでなく、日本のジャズ・ピアノ・アルバムを代表する1枚だ。(1974年6月 東京録音)

and other album

SALAAM SALAAM (1)
本田竹広(p) JUNI BOOTH(b) ERIC GRAVATT(ds)
SALAAM SALAAM (2)
本田竹広(p) JUNI BOOTH(b) ERIC GRAVATT(ds)
(2019/6/15)
 

【AnaDigi No.123】

PIT INN - CEDAR WALTON

シダー・ウォルトン(p、1934年1月17日 - 2013年8月19日)
サム・ジョーンズ(b、1924年11月12日 - 1981年12月15日)
ビリー・ヒギンズ(ds、1936年10月11日 - 2001年5月3日)

本作は、アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズでも活動した名ピアニストのシダー・ウォルトンが、1974年12月23日、新宿ピットインで繰り広げたライブ盤である。強く弾いても音の美しさが崩れない「鈴の音」と形容されるピアノタッチである。作家・村上春樹氏はこの日のライブを聴いていたようだ。
村上春樹氏はエッセイ「意味がなければスイングはない」の冒頭で次のように語っている。
「年齢やスタイルを問わず、今現役で活躍しているジャズ・ピアニストのうちで、いちばん好きな人を一人あげてくれと言われると、まずシダー・ウォルトンの名前が頭に浮かんでくるわけだが、僕と熱烈に意見をともになさる方はたぶん(もし仮におられたとしても)かなり数少ないのではないかと推測する。」
派手さはないが玄人好みのジャズ・ピアニスト、それがシダー・ウォルトンなのだ。

and other album

PIT INN (1)
CEDAR WALTON(p) SAM JONES(b) BILLY HIGGINS(ds)
PIT INN (2)
CEDAR WALTON(p) SAM JONES(b) BILLY HIGGINS(ds)
(2019/6/16)
 

【AnaDigi No.124】

CON ALMA - RAY BRYANT

レイ・ブライアント(1931年12月24日 - 2011年6月2日)は、アメリカ合衆国 のジャズ・ピアニストで作曲家。ペンシルベニア州フィラデルフィア出身。
レイ・ブライアントは、マイルス・デイヴィスやソニー・ロリンズ、コールマン・ホーキンスらと共演したほか、カーメン・マクレエやアレサ・フランクリンらの伴奏者を務めた。1950年代後半より自身のトリオを結成して世界中で演奏したが、ソロとしても活動した。さらに、作曲家としても名を揚げ「クバーノ・チャント(CUBANO CHANT)」は代表曲となった。本作でも演奏している。(1960年12月5、7日 ニューヨーク録音)

and other album

CON ALMA (1)
RAY BRYANT TRIO
CON ALMA (2)
RAY BRYANT TRIO
(2019/6/19)
 

【AnaDigi No.125】

JACQUES LOUSSIER plays J.S.BACH ENCORE

ジャック・ルーシェ(1934年10月26日 - 2019年3月5日)は、フランスのピアニスト、作曲家。『G線上のアリア』、『平均律クラヴィーア曲集』、『ゴルトベルク変奏曲』をはじめとするJ・S・バッハ作品のジャズ演奏で知られる。
1959年、ジャック・ルーシェは、ベーシストのピエール・ミシュロ、ドラマーのクリスチャン・ギャロと「ジャック・ルーシェ・トリオ」(プレイ・バッハ・トリオ)を結成した。本作「プレイ・バッハ・アンコール(恋するガリア)」は、1973年2月、モンテカルロで録音された。

and other album

JACQUES LOUSSIER
plays J.S.BACH ENCORE  (1)
JACQUES LOUSSIER
plays J.S.BACH ENCORE  (2)
(2019/6/21)
 

【AnaDigi No.126】

IKE ISAACS at PIED PIPER

アイク・アイザックス(1923年3月28日 - 1981年2月27日)アメリカのジャズのベーシスト。アメリカ・オハイオ州出身。
本作は、アイザックスの唯一のリーダー作である。ピアニストのジャック・ウィルソン、ドラマーのジミー・スミスとのトリオで、ロスアンゼルスのジャズクラブ「PIED PIPER」でのライブ盤である。(1967年録音)

IKE ISAACS
IKE ISAACS at PIED PIPER  (1)

曲順に誤りがあるようです。
 1曲目:SOULIN'(何故か前半部分が2回ある)
 2曲目:ジョー・ザヴィヌルの名曲 MERCY,MERCY,MERCY

IKE ISAACS
IKE ISAACS at PIED PIPER  (2)

曲順に誤りがあるようです。
 1曲目:IMPRESSIONS 名演です!!
 2曲目:I'LL DROWN IN MY OWN TEARS
 3曲目:WALK ON BY
 4曲目:RED "I"

(2019/6/22)
 

【AnaDigi No.127】

ICARUS - PAUL WINTER CONSORT

ポール・ウィンター(1939年8月31日 - )は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州アルトゥーナ生まれのサックスプレイヤー。
1961年、大学在学中にポール・ウィンター・セクステットでインターカレッジ・ジャズ・フェスティバルに優勝。1962年にはアメリカ合衆国国務省派遣の文化使節として世界をまわる。同年、ホワイトハウスに招かれ、ホワイトハウスで演奏した最初のジャズバンドとなった。
1960年代後半からは、ポール・ウィンター・コンソートとバンド名を変更、ニューエイジ・ミュージック、ヒーリングミュージックの傾向を深めている。1972年に発表した本作「イカロス」は、ビートルズのプロデュースで有名なジョージ・マーティンがプロデュースを務めている。このアルバムの録音に参加したラルフ・タウナーらのミュージシャンは後に、オレゴンを結成している。

and other album

ICARUS
PAUL WINTER CONSORT (1)
ICARUS
PAUL WINTER CONSORT (2)
(2019/6/24)
 

【AnaDigi No.128】

EL PAMPERO - GATO BARBIERI

 レアンドロ・ホセ・"ガトー"・バルビエリ (1932年11月28日 - 2016年4月2日)はアルゼンチン出身のジャズ・テナー・サックス奏者 、作曲家である。1960年代のフリー・ジャズ・ムーブメント、1970年代の一連のラテン・ジャズ作品を通じて世に知られるようになった。ニックネームのガトーはスペイン語で猫の意味である。
 本作「エル・パンペロ」は、1971年6月18日、スイスのモントルー・ジャズ・フェスティバルにおけるライブ盤である。ラテン・ジャズの新しい方向性を示したパフォーマンスでモントルーに集まった聴衆を熱狂させている。

and other album

EL PAMPERO (1)
GATO BARBIERI
EL PAMPERO (2)
GATO BARBIERI
(2019/6/25)
 

【AnaDigi No.129】

SADAO WATANABE AT MONTREUX JAZZ FESTIVAL

渡辺 貞夫(1933年2月1日 - )は、日本のミュージシャン・作曲家。栃木県宇都宮市出身。ナベサダの愛称でジャズ・フュージョンのサックスプレーヤー、フルート奏者として活動を続けている。日本のジャズの至宝である。
本作は、1970年6月18日、スイスのモントルー・ジャズ・フェスティバルにおけるライブ盤である。渡辺以外は全員20代、特にドラムのつのだ☆ひろ(角田ヒロ)は二十歳だったが、堂々とした演奏だ。司会者がフランス語で「渡辺」を言い間違えて紹介している。まだまだ欧米では「日本人もジャズをやるのか?」と思われていた時代である。

and other album

SADAO WATANABE AT MONTREUX JAZZ FESTIVAL (A)
渡辺貞夫(as,fl,sn), 増尾好秋(g), 鈴木良雄(b), つのだ☆ひろ(ds)
SADAO WATANABE AT MONTREUX JAZZ FESTIVAL (B)
渡辺貞夫(as,fl,sn), 増尾好秋(g), 鈴木良雄(b), つのだ☆ひろ(ds)
(2019/6/26)
 

【AnaDigi No.130】

SAM "THE MAN" TAYLOR plays THE BAD AND THE BEAUTIFUL

サム・テイラー(1916年7月12日 - 1990年10月5日)は1960年代から1980年代にかけて当時のヒット曲を取り上げて、日本でも人気を得ていたアメリカのテナー・サックス奏者である。サム・ザ・マン・テイラーと呼ばれる場合もある。「ハーレム・ノクターン」が大ヒットしている。
本作は、1962年2月20日にルディ・ヴァン・ゲルダーによって録音されている。

and other album

plays THE BAD AND THE BEAUTIFUL (1)
SAM "THE MAN" TAYLOR
plays THE BAD AND THE BEAUTIFUL (2)
SAM "THE MAN" TAYLOR
(2019/6/27)